慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英語(リーディング)M
担当教員名
赤羽 俊昭
科目設置 総合教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 外国語科目/英語 単位 1
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード 22207
開講期間 III期 8/22~8/27 曜日・時間等 3~4限 13:45~17:30

授業科目の内容

様々な英文を音読し和訳してもらいます。映像や音声を伴う英文を読む場合は、それらを参照します。

第1回講義内容
国際的な英語試験として知られるTOEICを扱います。日本でもおなじみの文法問題や読解問題を扱うTOEICのReading Sectionから問題を選んでプリントを作ります。記号選択問題ですし、皆さんの答案を回収することはしませんから、気楽に取り組めると思います。教材は当日配布しますが、辞書を使わなくても済むように脚注を付けておきます。予習は不要です。

第2回講義内容
前回に引き続きTOEICの問題を扱いますが、前回とは別形式の問題に取り組んでもらいます。この教材も脚注付きのプリントで、予習は不要です。回収も採点もしません。 なお、授業の最後に、翌日の【第4回】の教材を配布し、担当者を指名します。

第3回講義内容
英語によるプレゼンテーションの読解に挑戦してもらいます。教材はTED (Technology, Entertainment, Designの略)という団体が運営するホームページに掲載されている英文を使います。TEDでは講演の映像はもちろん、講演者が喋った言葉を英文にして、映像や音声と連動して英文を読むことができるようにしながら、さまざまな分野の話題を紹介しています。講演者も老若男女を問わず、色々な人が登場します。授業で扱う講演の長さは5分以内の短めのものを中心に選びます。授業中は、教員が出席者を指名して、その場で音読と和訳をしてもらいますが、その際辞書を引かなくても良いように脚注をつけておきます。 今後の授業でもTEDを利用した授業を行いますが、扱う話題はそれぞれ別のものを用意します。

第4回講義内容
月刊誌Monocleの記事を読んでいきます。イギリス英語で書かれていることが多いですが、綴りの違いは脚注で指摘しておきますから、特に気にならないと思います。前日に指名された受講生は、担当箇所の音読と和訳を口頭で発表できるように準備しておいてください。一人一人の発表に対して、教員が説明をいたします。 授業時間内に音読と和訳をやってもらうことができなかった受講生には、授業終了時に和訳をレポートとして提出してもらいます。添削して翌日返却します。 授業の最後に、翌日の【第5回】【第6回】の教材を配布し、担当者を指名します。

第5回講義内容
今回もMonocleの記事を読みます。前日の【第3回】【第4回】とは別の話題です。

第6回講義内容
前回に引き続きMonocleの記事を読みます。 授業時間内に音読と和訳をやってもらうことができなかった受講生には、授業終了時に和訳をレポートという形で提出してもらいます。添削して翌日返却します。 時間が余った場合は、TEDの新しい話題を扱います。 授業の最後に、翌日の【第7回】【第8回】の教材を配布し、担当者を指名します。

第7回講義内容
英語新聞のThe New York Timesを読んでいきます。やり方はMonocleを読んだときと同じですが、英語が少し難しくなるかもしれません。

第8回講義内容
前回に引き続きThe New York Timesの同じ記事を読みます。授業時間内に音読と和訳をやってもらうことができなかった受講生には、授業終了時に和訳をレポートという形で提出してもらいます。添削して翌日返却します。 授業の最後に、翌日の【第9回】【第10回】の教材を配布し、担当者を指名します。

第9回講義内容
週刊誌のThe Economistを読んでいきます。イギリス英語で書かれている点ではMonocleと同じですが、こちらの方が英文も内容も難しめです。

第10回講義内容
前回と同じ教材を引き続き読んでいきます。 授業時間内に音読と和訳をやってもらうことができなかった受講生には、授業終了時に和訳をレポートという形で提出してもらいます。添削して翌日返却します。

第11回講義内容
TEDのプレゼンテーションを扱います。これまで扱ってきた話題とはまた別の話題です。なおこの回の教材は、次の【第12回】に実施する総括の範囲には含まれません。

第12回講義内容
【第1回】から前日の【第10回】授業までの教材の理解度を測るため、筆記問題による総括を行います。出題範囲は授業で扱った英文のみ。応用問題はありません。 それが終わってからは、出題した問題の解説と、採点のポイントについてお話します。

その他の学習内容
  ・授業以外の課題はありません。

成績評価方法

成績は、【第12回】の授業で実施する総括の点数が90%。出席や授業態度などの評価を10%とします。成績評価はS,A,B,C,Dの5段階評価です。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
脚注付きのプリントを使用します。TOEICとTEDを素材とした教材は授業中に、それ以外のプリントは前日の授業中に配布し、音読と和訳の担当者を決めます。

参考文献

TEDは、https://www.ted.com/を参照してください。Googleで「TED」を検索すると、日本語によるTEDのページが出てきますが、和訳された講演は扱いません。

受講上の要望、または受講上の前提条件

特にありません。