授業科目の内容

【応用力をつけることを目的とした、通常のクラスよりも難易度が高いクラスです。】

本授業においては、英語を「読む」ことと「書く」ことを同時に行いたいと思います。
まとまった英文を書こうとしても、まずは書く内容が必要です。そしてどの言語で書くにせよ、読んだものや見たり経験したりしたことなどに対する反応を記録することが書くことの出発点となる場合がほとんどでしょう。
ですから、本授業では、毎回何らかの英文が与えられ、受講者はその英文の内容に関して英語でさらに詳説・反論・批判などを展開することによって、英語を書く練習をすることを求められます。
読む英文のジャンルは多岐にわたっており、すべて PDF のかたちで事前配布いたします。

授業の進め方は以下の通りです。
まず初回の授業で、受講者のレベルに応じて、まとまった量の英文の書き方についての短いレクチャーを行います。
そして基本的には、奇数回の授業 (1, 3, 5, 7, 9, 11回) において、配布した英文の内容を正しく理解しているかどうかを確認し、続く偶数回の授業　(2, 4, 6, 8, 10, 12回) で、読んだ英文について講師が指示する形式で英語300〜500語ほどの英文のエッセイを書いていただき、完成しない場合は同じ日の17時までに提出していただきます。
提出していただいた英文は、講師が添削したうえで翌日の初回で返却します。また、いくつか匿名で紹介しながら皆で検討します。
英作文の訓練の一環として、5分間のプレゼンテーションをする機会も1回設けてあります。

＊講師が受講者の英文を添削できるように、履修者を20名以下に限定いたします。

＊各回のリーディング教材の詳細は、若干変更する可能性がありますのでご承知おきください。

第1回講義内容
Introduction How to write a five-paragraph essay [1] Reading material: Effective altruism

第2回講義内容
How to write a five-paragraph essay [2] Reading material: Effective altruism [continued] Homework: submit a 300-word essay by 17.00

第3回講義内容
Discussion of the homework from the day before Reading material: The Idea of Meritocracy

第4回講義内容
Reading material: The Idea of Meritocracy [continued] Homework: submit a 300-word essay by 17.00

第5回講義内容
Discussion of the homework from the day before Reading material: Is literature any good?

第6回講義内容
Reading material: Is literature any good? [continued] Homework: Prepare a 5-minute presentation for the next day

第7回講義内容
Presentation session Reading material: What does it mean to be Japanese?

第8回講義内容
Presentation session [continued] Reading material: What does it mean to be Japanese? [continued] Homework: Write a 500-word essay by 17.00

第9回講義内容
Discussion of the homework from the day before Reading material: Can humans ever be rational?

第10回講義内容
Reading material: Can humans ever be rational? [continued] Homework: Write a 500-word essay by 17.00

第11回講義内容
Discussion of the homework from the day before Reading material: How much is enough?

第12回講義内容
Reading material: How much is enough? [continued] Homework: Write a 500-word essay by 17.00 Review

その他の学習内容
　　・課題・レポート

成績評価方法

成績評価は以下の基準で行います。(1) 出席 (20%); (2) 授業参加 [予習をきちんとしているかどうか、そして講師に当てられた時に答えられるかどうか] (20%); (3) プレゼンテーション1回 + 宿題の英作文 (60%)。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

プリントを適宜配布する
迫　桂, 徳永聡子『Academic Writing I ー英語論文作成法ー』(通信テキスト, 2012)

受講上の要望、または受講上の前提条件

本授業は、辞書を使えばアカデミックな英文をなんとか読みこなすことができ、英作文の初歩も習得している (= 細かな文法的指導の必要がない) 方を対象としています。
配布した英文は、必ず事前によく読んでから毎回の授業にのぞむようにしてください。